「やる気」のある自分に出会える本 ★★★★☆

ライフハック
この本は心身ともに健康だけど、なんとなく仕事や行事にやる気が起きない人向けの本です。この本は最初にやる気が起きない人を四つのパターンにカテゴライズします。そのカテゴリは、先送り型、気分散漫型、失敗回避型、燃え尽き型の四つです。一つ目の先送り型というのは、重要な仕事でも締め切りギリギリまで取りかかれないタイプの人です。二つ目の気分散漫型というのは、仕事がたくさんあって、それがスケジュール通り進まなかったり、突然の予定を組み込まなければいけなくなった時、あれもこれもと気持ちが散漫になってしまい、どれも中途半端になってしまい、やる気が起きなくなってしまうタイプです。三つ目の失敗回避型というのは、好奇心旺盛でいろいろ新しいことに挑戦するけど、最後までやりぬく前に次のことに気持ちが移ってしまうタイプのことです。四つ目の燃え尽き型というのは、これまで熱心に取り組んでいたのに、突然何もやる気にならなくなってしまったというタイプです。この四つのカテゴリから、心理分析、対処法、そして実際の行動ではどうすればいいかというアドバイスがなされています。以下で私が印象に残った部分をいくつか挙げてみます。

ギリギリまでやる気が起きない「先送り型」
これは最近の私です。テープライターの仕事は案件を受注したら納期までの日数でスケジューリングしてコツコツ進めていけば大抵は終わります。だけど、なぜか仕事に手が付かない。最近、夏休みの宿題みたいに最後にまとめて一気に仕上げるみたいなことになっているので、この章のアドバイスは特に注目しました。先送り型の心理的な問題点としては、いろいろな不安があるために仕事に手が付かないというケースが考えられます。過去の経験から、仕事を開始するとその後に続く困難が容易に想像できます。仕事に取りかかると、ほかのことができなくなるとか、大変なレースが始まってしまうという不安にしり込みして、もうちょっと、もうちょっとと先送りしてしまいます。この本ではほかにもいくつか不安の要素を提示していますが、私の場合はこの要素が一番印象的でした。では、先送りをなくすにはどうすればいいのか。

「先送り型」手順を細分化し、流れをイメージし見通しを立てる!
物事に取り組むときは、開始、進行、終了の流れをイメージすると作業しやすくなる。これは『マインドハックス勉強法』にも書かれていたことです。それをさらに具体的に解説してくれるのが『「やる気」のある自分に出会える本』です。作業を自分でも簡単に取り組める1~10項目に細分化して一連の流れをリストアップしてみます。1~10までを終わらせれば仕事は完了という見通し。これを立てることが大切になります。そして、これまでギリギリで1~10を一気に行っていたところを、数日間かけて順番に終わらせていきます。きょうは1と2だけ、明日3、4、5をやる、というように少しずつ計画的に進めていけば、ギリギリで一気に片付けるという習慣が治ります。解決策は案外簡単なんですけど、やっぱり最初にも書いた心理的抵抗が強すぎてなかなか手が付かないというのはありますね。私の場合は、もっともっと細分化する必要がありそうな気がしました(笑)

「燃え尽き型」は十分な休養とポイントカードが効果的!
燃え尽き型というのは、基本的に期待したような成果が上がらなかったり、満足いくような評価が得られなかったりする時に燃え尽きてしまうパターンです。これはバーンアウトという言葉でも解説されます。バーンアウトしやすい仕事というのは、主に介護職や看護師などとされています。一生懸命看病した人が亡くなってしまうという過酷な世界で働いている方たちなので、この業界のバーンアウトはかなり深刻です。私の場合は、そんなに過酷な環境ではないので、十分な休養とポイントカードというアドバイスで大きく飛躍できそうな気がします。

まず、燃え尽きてしまった時は、1週間を目安にゆっくり休むことです。休養が何より大切。そうは言っても休めない環境の人もおられるでしょう。この本では、そういう方たちに向けてもアドバイスをされていますが、ここでは割愛します。そして次に目標が達成可能か、達成不可能かを十分に検証し、達成可能な形の目標にします。それをポイントカード化し500ポイントなり、1,000ポイントなりがたまったら、自分にご褒美をあげるということをします。ポイント数は人によってどのぐらいでもいいのですが、目安としては1カ月に1回目標ポイントを達成できるように設定するのがいいらしいです。

このポイントカードという発想は、『仕組み仕事術』でも解説されていました。ここではそれをさらに具体的に解説し、ポイントカードの例を図で提示してくれています。ポイントカード制は、特にルーティンワークを行っている人には、よいメリハリになります。テープ起こしのように毎回同じ仕事をしていると、仕事にメリハリや感動がなくなってきますので、ポイントカード化して自分にご褒美をあげるというような工夫もいいかもしれません。

総括
アマゾンで「やる気」と検索して、カスタマーレビューがたくさん付いていて、評価も高かったので選んだ本です。それほど専門的なことは書かれていませんが、分析と対処法はかなりしっかり練られています。カウンセラーとして心理的な問題点を明確にして、生活の中のちょっとした工夫で解決できるとしたところに、この本のよさがあると思います。誰でも、いつでも始められる簡単な改善策で、やる気が出てくる。私も早速取り入れていこうと思います。
 
スリーエーネットワーク
2006-10



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