テープ起こしの話者特定は、あだ名を付けるとうまくいく

記憶術

おはようございます。いしっちです。きょうはTwitterで予告したとおり、テープ起こしの話者特定のお話をします。テープ起こしを始めたばかりの方は一番苦労するところですが、一度、コツをつかめば、そんなに難しくありません。話者特定のコツは、命名と観察。この二つだけです。ね、簡単でしょう?

では、まず命名について、お話しします。命名というのは、名前を付けることですね。これは警察やFBIがよく使う方法です。姿、形の分からない犯人にコードネームを付けて、人物像を浮かび上がらせます。最近では、この手法は、だいぶ広く認知されるようになってきました。

 

例えばネットの世界でも掲示板なんかで、この手法がよく使われています。IQの話しかしない話者に対して、コードネーム『IQくん』と名付けて話者特定したりします。一度、IQくんと名付けてしまえば、『IQ』という単語で抽出される書き込みは、全部、IQくんにひも付けられてしまいます。すると、あー、またIQくんかみたいな感じで特定されます。この方法を使えば、IDやワッチョイは必要ありませんし、IDを変えても、すぐバレます。

 

テープ起こしでも、この命名を使います。声がキムタクに似てたら、この人はキムタク、中居くんに似てたら中居くんと名付けます。そうすると声に愛着が湧いて、もうこれはキムタク、こっちは中居くんと、すぐ分かるでしょう?

 

名前を付けるときのコツは、記号にしないことです。Aよりも社長のほうが覚えやすいです。社長よりもキムタクのほうが、さらに覚えやすいです。より具体的な個人名のほうが、記憶に定着します。
次に観察について、お話しします。例えば匿名のAさんをヤマダさんと命名します。今度は声質から、このヤマダさんはガラガラ声でタバコを吸う人だなとか、話し方に覇気があるので管理職だろうとか、責任感が強そうだなとか、リーダーシップを発揮してそうとか、顔は面長っぽいな、丸顔じゃないだろうとか、いろいろ想像して人物像を具体的にイメージしていきます。

 

また話の内容からも、ヤマダさんが釣りの話をしたら趣味は釣りだと分かるし、お弁当に詳しかったら営業や出張の多い人だと分かります。会話の内容からも、その人の趣味やこだわり、考えていることを具体的にイメージしていきます。

 

話者特定の心髄は、命名と観察。この二つです。

 

今まで匿名のAだった人が、ヤマダさんという名前を持ち、ヤマダさんは釣りが趣味で出張の多い管理職と分かれば、もうヤマダさんの声は逃しません。テープ起こしの話者特定は、この積み重ねです。
俺っちの場合は、Express Scribeのメモ機能を使って、出現したタイムコードと名前、観察した内容を逐一メモしています。作業が2日、3日と続く日は、メモしないと忘れてしまうので、メモは大事です。新しく気付いたことは、どんどんメモを足していきます。そうやって4人、5人と特定していきます。

 

でも、さすがに6人以上になると難しいですね。せいぜい4~5人ですし、会議の中で一言しか話さない人は、そもそも人物像が全く分かりません。一言の話者が続く会議は無理ですね。あと会議の最初にちょびっと話して、1時間以上発言しなくて、後半になって、またしゃべり出されると、最後の全体を聞き直す段階まで結び付かないこともあります。

 

もうそういう会議は、録音の時点から話者メモを取っていただきたいところではあります。誰の発言という簡単なメモだけ残していただけると、テープ起こしがグンと楽になります。そこは、発注者の方にお願いしたいところです。

 

あとテープ起こしは、作業前にザッと音声を通して聞くので、そのとき、大体の人数を把握しとくというのも一つの手です。音質が良ければ、聞くだけで話者を把握できることもあります。

まあ、話者特定はコツをつかむまでが大変なんですが、一度、コツをつかむと、だいぶ分かるようになります。違いの分かるオコシストを目指して頑張ってください。

話者特定のヒントは、記憶術にあり ⇓

 

 

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