小説

  • 2015.03.13

『蟹工船』は現代人必読の書!

某飲食チェーン店がアルバイトを酷使して社会問題になったときに、2ちゃんねるで取り上げられたのが『蟹工船』でした。昭和のプロレタリア文学として有名ですが、私はこれまで一度も読んだことがありませんでした。 『蟹工船』は、非常にショッキングな本です。 オホーツク海のカニ釣り漁船で働く労働者たちの話なのですが、まさにタコ部屋ですね。ネット上でコピペとして有名な、あのタコ部屋です。 極寒の海上に浮 […]

  • 2014.12.26

トム・ソーヤーの冒険 ★★★★★

これはトムソーヤーが無人島で海賊ごっこをしたり、洞窟で迷子になったり、盗賊団が隠した財宝を見つけて大金持ちになったりする話です。『ニューホライズン』の中学英語教科書でも掲載されており、誰もが一度は触れることのある最も有名なアメリカ文学の一つでしょう。原書は英語で書かれています。この本の難しさは、やはりなんといっても口語体にあると思います。例えばKnow(知る)の過去形はKnewですが、口語体ではK […]

  • 2014.12.26

長くつ下のピッピ ★★★★☆

この本はスウェーデンの児童文学ですが、英語で読む本としても十分楽しめます。大枠はピッピがトミーとアンニカという近所の子どもと友だちになって一緒に遊ぶ話です。ピクニックに行ったり、サーカスに行ったり、誕生日パーティーを開いたりと実に子どもらしい遊びです。しかし、その裏側でピッピが大人社会に溶け込めないという社会の悲しさも描かれています。両親のいないピッピを児童施設に連れていこうと警察官が訪れたり、学 […]

  • 2014.12.25

異邦人 ★★★★☆

昨年、「フランス語で読もう」シリーズから、異邦人の対訳版が出版された。以前から某掲示板で、異邦人を強く勧める方がいらっしゃったので、私もフランス語で読んでみようと思い、まず日本語訳から読み直すことにした。この物語は、ムルソーという1人の男が、母の死を経験して、アラビア人を銃殺し、斬首刑になるまでの物語だ。ムルソーに欠けているのは、他人に共感するということだ。恋人のマリイから告白されても、「愛してい […]

  • 2014.12.25

赤毛のアン ★★★★★

英語学習ブログを読んでいると、女性から圧倒的に支持されているのが赤毛のアンだ。これは講談社英語文庫のレベル表記によるとTOEIC470点レベルとされ、若干レベルアップした本のようだ。今回もハードルを下げるため、私は日本語訳から挑戦することにした。この物語は孤児のアン・シャーリーが、グリーン・ゲイブルズのマリラとマシュウに引き取られ、成長していく物語だ。前回紹介したトムソーヤーの冒険がヒーローになる […]

  • 2014.12.25

蝿の王 ★★★★★

英文学として有名な蠅の王。洋書のリーディングレベルは8.1となっており、それほど難しいというわけではなさそうだ。今回は洋書を読む前の準備として、まず日本語訳を読んでみることにした。この物語は少年漂流記だ。戦争中にイギリス本土から疎開した少年たちの乗った飛行機が撃墜された。生き残った少年たちは無人島に流れ着き、そこで集団生活を送ることになる。物語はラーフと呼ばれる少年を中心に展開される。ラーフは無人 […]

  • 2014.12.24

オズの魔法使い ★★★★★

この本は講談社英語文庫の原書と日本語訳の両方を読みました。 たつまきに遭い、家ごとマンチキンの国に飛ばされてしまったドロシーが、カンザスの家に帰るためにオズの魔法使いに会いに行くお話です。頭が悪いと思い込んでいるカカシ、臆病なライオン、ブリキの木こりを仲間にして大魔法使いオズに会うのですが、オズは悪い魔女を倒せと条件を出します。魔女をやっつけて再びオズを訪ねるとオズは何の魔法も使えない、ただの手品 […]

  • 2014.12.24

クリスマス・キャロル ★★★★★

クリスマスに読みたくなる一冊。クリスマスキャロル。血も涙もない金貸しのスクルージの下にかつての相棒マーレイの亡霊が現れる。マーレイは生前に犯した罪を悔い、スクルージにも人間として正しい道を歩んでほしいと訴える。そしてそのために3人のクリスマスの霊をつかわす。過去のクリスマスの霊、現在のクリスマスの霊、そして未来のクリスマスの霊。この3人がスクルージの過去から現在を経て未来に至るまでのクリスマスを示 […]

  • 2014.12.23

シャーロック・ホームズの冒険 ★★★★☆

近年、1年に3回放送されるSherlockというドラマに影響を受けて、シャーロックホームズシリーズを読んでみることにした。昨年放送された『あの女 (The Woman)』という回はなかなかおもしろく、インターネットで調べると『ボヘミアの醜聞(しゅうぶん)』がモデルになっていると書かれていた。そこで今回は『ボヘミアの醜聞』が収録されている『シャーロックホームズの冒険』という短編集を選んだ。シャーロッ […]

  • 2014.11.12

星の王子さま ★★★★★

星の王子様は、主人公の子供の頃の回想、飛行機が墜落してからの現在、王子さまとの会話の回想、王子さまの回想、王子さまの帰還と主人公の現在という構成になっている。 それ故、初めから本を読もうとすると王子さまの惑星探訪の辺りから話が見えなくなる。 一冊通して話を理解すると、ようやくそこで、この本の全体像が見えてきて、途中の長々とした王子様の惑星探訪の章が理解できる。 そして、二回目に読むと、話の最初と最 […]

  • 2014.11.12

星の王子さまのことば ★★★★☆

『星の王子さまのことば』。新人物往来社から出ている本だ。これは「星の王子さま」のセリフを抜粋して分類分けした名言集のような本だった。他の解説書でも見かける印象深いセリフを選りすぐってある。抜粋は逐語訳からではなく、意訳や要約になっている。読みやすさを高めるため若干原書のニュアンスを欠いているが、「星の王子さま」の美しさを知る上では手にしやすい一冊だ。 この名言集は「昔こどもだったおとなたちへ」、「 […]