この本は構成は6章構成だ。
・仕事は上から降ってくる・付加価値をつけて打ち返す・自分から企んで仕掛ける・壁打ちする・勝ちパターンをつくる・ブレイクして波乗り状態へ
という6章で書かれている。
入社当初は誰でもできる仕事か、誰もがやりたがらない仕事が上から降ってくる。
それらを完璧にこなして小さな成果の貯金をためていく。
3年目以降は、それらの仕事にも自分なりの付加価値をつけて打ち返していく。
付加価値をつけて打ち返していくうちに自分の強みが見えてきて、今度は自分から提案などの面で仕掛けていく。ここまでは私のライター生活にもある程度役立つような気がした。
この本はリクルートで営業をしていた著者の経験を基に営業の話を中心に書かれているが、上から降ってくる誰でもできる、あるいは誰もがやりたがらない仕事を習熟し、付加価値をつけて打ち返していくというのは、今の私にも当てはまる。
テープライターはどちらかというと職人であって、テープ起こし職人とか、テープ起こし技術者という呼び方が当てはまる。自分の技能を磨き上げて高めていくという仕事なので、道は1本しかない。一般のサラリーマンとは置かれている状況がかなり違う。
それでもこの本に書いてあるように仕事のパターンやポジションを分析し、特定のパターンを見つけ出し、それに特化した仕事をするということは参考になった。
営業のような人と人とのコミュニケーション、これをどのようにパターン化すればいいのかは悩むところだが、営業にも業界によって傾向があり、その傾向を把握すると自社の商品を売り込みやすくなるし、新製品の開発にも役立つと書かれている。
これを自分に当てはめると、私もこれまでの仕事の傾向を分析し、何を身につければよりよい仕事ができるのかということは考えられそうだ。
とにかく上から降ってくる仕事に付加価値をつけて打ち返すレベルになることが、今の私の課題だ。こういう本も読んでいけば、結構参考になることが多いかもしれない。
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