
おはようございます。いしっちです。ここ最近、欅坂46がナチスのコスプレをして話題になっていましたね。一般的な日本人の感覚からすると、ナチスはユダヤ人を大量虐殺した人殺しという認識です。そんな汚らわしい人殺しのコスプレをするのは、けしからん。まあ、その程度の認識ですよね。その一方で、「過去のことじゃん」と。「アイドルのコスプレぐらいで目くじら立てるなや」と。そういう意見も出ています。それも一理あります。かわいかったですしね。じゃ、なんでナチスのコスプレはいけないのか。本当のところは、どうなんでしょうか。
この問いは、はるかぜちゃんも注目していて、先日、興味深いブログを紹介されていました。
藤沢文翁 「ナチの衣装を着てはいけない本当の理由」
⇒ https://t.co/nLDbQnHWYq #アメブロ @ameba_officialさんから これすごい!完全に納得できました— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年11月7日
このブログは、必見ですよ。日本人が知らない本当のヨーロッパの歴史が書かれています。
なぜナチスの軍服を着てはいけないのか。それは、「かっこいいから」です。こんな冗談みたいな書き出しで記事は始まります。
ナチスは、人々を熱狂させるために、あらゆる最先端科学を使いました。
ナチスの軍服は、ファッションの最前線でした。
当時、一番かっこいいファッション、それがナチスの軍服なんです。
ヒトラーの演説は、さながら舞台のクライマックスシーンのような演出がなされ、あの敬礼は自分たちが選ばれた民であることを感じさせ、その軍服は珠玉のかっこよさだったんです。
「これはすごいことで、恐ろしいことなんです」、と記事は続けます。
なぜ、ヨーロッパ人は、あれほど人々の目から隠そうとするのか。なぜ全力でつぶそうとするのか。
それは、ナチスが今でも人々を熱狂させ、魅了する要素を多分に持っているからです。
ナチスのコスプレを許せば、人々が再びナチスに熱狂してしまうという「リアルな恐怖」があるからです、と記事は締めくくります。
なんかハリー・ポッターのヴォルデモートみたいですね。
名前を言ってはいけないあの人は、なぜ名前を言ってはいけないのか。
それは汚らわしい人殺しだからだけじゃないんです。
人々を魅了し、熱狂させ、扇動し、積極的に人殺しに加担させた忌まわしい歴史があるからです。
認めたくない歴史、なかったことにしたい歴史なのに、目を背けることができない事実として、厳然と存在し続ける。まるで恐ろしい亡霊のような存在。そのため、二度と再来させないために厳しく取り締まっている。それがナチスなんです。
国家と軍隊が最先端科学と最先端ファッションを追求して利用したという歴史。国家と軍隊が全力で人心操作をしようとしたら、信じられないような残虐行為を善良な国民にさせてしまうという歴史。それがナチスでした。
私も知りませんでした。今回は、とても勉強になりました。
もっとヨーロッパの歴史を勉強したくなる希有な体験でした。
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