
おはようございます。いしっちです。きょうは、ランナーズハイからのゾーンについて、お話ししようと思います。ランナーズハイって聞いてことありますか? ランナーが長距離を走っていると脳内でドーパミンが放出されて、一種のハイ状態になる経験のことです。人生で一度は経験しときたい体験です。
ランナーズハイの肝は、呼吸です。ランナーは走るにつれ、徐々に全身の筋肉にかけられたリミッター解除がされます。と同時に筋肉は酸素を必要とするので、深い呼吸を必要とします。最初のうちは、大きな荒い呼吸を繰り返すことになります。しかし、長距離を走る中で荒い呼吸が徐々に整ってきて、深く大きな呼吸を自然体でできるようになります。全身の筋肉が無意識下で完全に解き放たれ、エネルギーになる深く大きな呼吸を自然体でできるようになったとき、ランナーは重力から解き放たれ、宙を浮いているような感じになります。本当のリミッター解除は、全身に力を込めた状態ではありません。むしろ、逆です。全く力を込めないのに最大の力を自然体で発揮できる状態、これがランナーズハイです。
これは、人間が得られる最大の幸福の一つなんですが、ここまで最高のランナーズハイを経験できるのは、若いうちだけですね。俺っちは、走るのが大好きだったので、よくこういう体験をしました。
ここまで大きな解放感は得られませんが、音読でも、基本、似たようなハイ状態は得られます。それが、次にお話しするリーディングハイです。リーディングハイは、完全に呼吸だけでハイ状態を得る方法です。これも2、3時間、音読していると文字を追う視線の制約と滑舌のリミッターが解除されます。発声のリミッターが完全に解除されると流れるような深い呼吸が自然体でできるようになります。そこまで達すると一種のハイ状態を経験できます。
あらかじめ断っときますが、ランナーズハイほどの快感はありませんよ。全身運動をしているわけじゃないので、そこまでの快感はないです。が、毎日音読したいと思うぐらいには中毒性があります。
ランナーズハイもリーディングハイも一種のゾーンとか、フローと呼ばれる状態です。限界的練習をすることで、肉体のリミッターが解除され、地上の法則から自由になります。鳥になれますよ?(笑) 多分ね、瞑想も同じ体験だと思うんですよ。俺っちは、まだ瞑想でそこまでの境地に達したことはないんですが、瞑想も呼吸が肝ですから、恐らくそういう心境に達せられると思います。これらの体験は、人類が生み出した最高の幸福体験です。
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俺っちはこの年になって、もう一度ランナーズハイを経験したかったなと思うことがあります。ランナーズハイを経験できるのは若者の特権です。限界まで走り込めるのは若いうちだけですからね。
若者よ、今しか走れないぞ。若いうちは、全力で突っ走れよ!
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