脳に悪い7つの習慣 ★★★★☆

書評
この本は人間の生命としての本能に基づき、脳によくない習慣を紹介して、それを改善することで脳の働きは飛躍的に向上するということが書いてあります。

この本でキーワードになるのは、人間の三つの本能。

すなわち、「生きたい」、「仲間になりたい」、「知りたい」の三つです。

この三つの本能が力を発揮できるような生活を送ると脳の働きは向上し、それが勝つことにもつながるという林先生の教えです。

グチを言わない
脳に悪い習慣の一つにネガティブなことを言ったり、いわゆる否定語を使うことがあります。否定語を使うということは物事にマイナスのレッテルを張ることになり、取り組んでいることにマイナスのレッテルを張ると、それだけでその作業がつらくなり、脳のパフォーマンスは低下します。

人はおもしろいことや楽しいことをやりたいと思うもので、つまらないものや嫌なことはやりたくありません。否定語を使うことは、取り組んでいることや、やらなければならないことに「つまらない」とか、「おもしろくない」といったマイナスのレッテルを張ることになりますので、

後ろ向きの気持ちを抱いたままよい結果は得られないでしょう。そこで否定語を使わない習慣をつけることが大切だと教えています。

笑顔をつくる
林先生は、毎朝、鏡の前で笑顔を作ることをお勧めしています。笑顔を作ると表情筋が刺激され、脳の働きに影響するそうです。毎朝、洗面の時に笑顔を作る習慣を取り入れると、気持ちが軽くなり、自然と物事に前向きに取り組めるようになります。笑顔の習慣によって気持ちの持ち方が変わりますから、否定語を使わないという習慣も、ただ単に我慢するのではなく、自然とグチを言わなくなるという流れで習慣化することができます。

表情が暗いと脳も曇る
オリンピック選手や一流のスポーツ選手に共通している点として、一流の選手たちはとても明るい人が多いということです。明るい人は何事にも前向きに取り組み、物事に感動したり、好奇心を持ったりすることが得意です。一方、表情の暗い人は、いつもグチを言ってしまったり、物事に感動することが少なかったり、生活の一場面でも「興味がない」という姿勢で物事を避けてしまう人が多いのではないでしょうか。

逆に、好奇心がない、つまり興味がないと物事を避ける人は、やっぱり表情が暗かったりすることはありませんか? 表情一つで生活に対する姿勢がマイナス方面に180度変わってしまっているような人は要注意です。表情が暗いと人生も生活も後ろ向きになりますから、それが否定語を多用するような人になってしまうことはあり得ます。そういう人は、まず家を出る前に鏡の前で笑顔を作る習慣を取り入れましょう。本のわずかな瞬間でも、毎朝笑顔を作ると人生は前向きになります。

オリンピック選手は「反省・決意日記」を付けている
これはこの本の本題からちょっと離れた余談に書かれていたのですが、オリンピック選手も毎日「反省・決意日記」を付けているそうです。

これは『仕事が速い人のすごい習慣&仕事術』にも書かれていたのですが、毎日反省と決意を書いた日記を付けることの重要性をこの本でも再確認しました。実は、このことは別の機会にも発見し、大学によっては学生に1週間の目標と反省、次の週の目標を書かせているところもあるそうです。結構色んなところで行われているみたいです。これは私も、ぜひ取り入れたいですね。

勝負脳関連の書籍はこれで3冊目になりますが、以前は否定語を使わないという部分だけを取り入れようとして、結局否定語を我慢するという状態になってしまったのが私の反省です。

しかし、そこに笑顔を作るという習慣を取り入れると自然と否定語を使わなくなります。我慢するのではなく、自然の流れで使わなくなります。林先生の教えは奥が深いので、局所的な部分を取り入れてもうまくいきませんね。しっかりと全体を理解して、そのすべてを取り入れるようにしないと本物の勝負強さは身に付かないということが分かりました。
 

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