勝負論 ウメハラの流儀 ★★★★★

ライフハック
勝負論 ウメハラの流儀
前作『勝ち続ける意志力』に引き続き、今回の『勝負論 ウメハラの流儀』も読んでみました。やっぱり、同世代という仲間意識が半端ないんですよね。少年時代を東京で過ごされた方はお分かりいただけると思いますが、あの時代の東京はドラゴン・クエストブームにわき立っていて、勉強するよりテレビゲームをするほうが大事、スポーツよりもゲームが大事という時代でした。テレビ番組でもゲームの紹介や新作発表、CMなど、盛んにゲーム関連情報が放送されていました。

今はヒットしたアニメがゲーム化するという流れでたまにアニメとゲームがリンクしていますが、あの時代はヒットしたゲームがアニメになるという今とは逆の流れでした。テレビゲームでカチカチと遊んでいる世界が、アニメで再現されると子どもながらに空想の世界が広がりました。外で遊ぶときも、ドラクエごっこという感じで冒険していました。そういう同世代感を覚えます。前置きが長くなりましたが、以下で印象に残ったところをいくつか挙げてみたいと思います。

勝ち続ける基礎を固める
梅原さんは初めてプレイするゲームを攻略するときに、例えば難しい複合技などの場合、一つ一つの技を細かく分解して習得していきます。難しいことを一気に覚えようとせず、簡単な操作に分けて、その簡単な操作を反復練習して完璧に見つけていきます。だから、ゲーム仲間が梅原さんの練習を見ると、とても簡単なことをされているので驚かれるそうです。そういう簡単な基本操作を完璧に身につけて、複雑な複合技を覚えていかれるそうです。

また、梅原さんはセオリーを疑います。これがセオリーだと言われても、そのセオリーをうのみにするのではなく、なぜそれがセオリーなのか、セオリーから外れるとどうしてうまくいかないのかということを幅広く壁にぶつかりながら、自分で心の底から納得するという回り道を大切にされています。幅広く壁にぶつかりながらプレイして、セオリーの本当の意味を自分の中に落とし込んで次の段階へ進んでいきます。セオリーの強みはもちろん、弱みも理解しているので、セオリーが通用しない場面にぶつかっても、すべて想定内に収めてしまうのでしょう。梅原さんは基礎の落とし込みに非常に時間をかけ、かつそれをとても大切にされています。
勝ち続けるメンタルの構築法
今回、新鮮だったのは、「勝つために手段を選ぶ」という発想です。勝負には相手がいるからゲームが成り立つ側面があります。相手がいなくなってしまえば、ゲームは成り立ちません。そのため、同じルールで勝負をしてくれる相手にも敬意を示す。ウェアプレイの精神を大切にされているということが書かれていて、目からウロコでした。プロゲーマーはどちらかというと勝負を生業にする勝負師のイメージが強かったのですが、ゲームの世界で戦うという制限があるところは、ある意味、アスリートと同じなのかもしれません。

成長するために取り組む
最後に梅原さんは「成長」を何より大切にされます。ゲームの攻略や大会での結果は一過性のものと捉え、梅原さんはそのゲームを攻略していく中で学んだこと、大会で得た新しい発見、それらを通して過去の自分より一回りも二回りも大きくなった自分、その成長を常に意識されています。今回の『勝負論 ウメハラの流儀』でのキーワードは、「成長」と言っても過言ではありません。

終わりに
プロゲーマーとか、ギネス認定の賞金稼ぎといっても、やっぱり練習風景は自室で延々とゲームをしているという地味なものだと思います。もちろん、ゲームで勝つのが仕事なわけですから、地味で孤独な練習といっても、それは避けて通れません。そうしたときにどうやってモチベーションを高めていくのか。それは私のようなフリーランスでも参考になるところがあるような気がしました。一つの仕事を通して、どれだけ多くのことを学び、どれだけ自分が成長できたかに主眼を置く。その成長や変化をモチベーションに変えて、次の仕事に移っていく。プロゲーマーの勝負論は、仕事をされる方、特に今の30代、ウメハラと同世代の方には参考になるのではないでしょうか。

登録、よろしくお願いします。

  

勝負論 ウメハラの流儀 (小学館新書)
梅原 大吾
小学館
売り上げランキング: 6,708

知ってると超便利な注目記事8選

世界が認めた音読の効果のすごさ!

鬼トレ500日目で変わる世界・・・恐ろしい子!

音読を7年続けているけど、何か質問ある?

デジタルドラッグのススメ

認知機能障害からの回復という奇跡

日記は忘れるために書くって知ってた?

洋書多読と多読王国が想像以上に凄い! 失敗しない多読について

フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる ★★★★☆

コメント

タイトルとURLをコピーしました