仕事は、かけ算。 ~20倍速で自分を成長させる ★★★★☆

ライフハック
『仕事は、かけ算。』。仕事術関連書籍は、これで5冊目になるでしょうか。これまでは仕事術と聞くだけで息が詰まる思いでしたが、テープライターで3年目に入って少しでもよい仕事をしたいと思うようになり、今年は仕事術の本ばかり読んでいます。この本は、鮒谷さんが発行しているメールマガジンから人気のあったバックナンバーを厳選して書籍化した本です。私は鮒谷さんのメールマガジンは読んでいないのですが、本として読むと結構密度の高いことが書かれています。早速次の仕事から生かせそうなこともあり、読後感想としては大変いい気持ちがしています。以下で私の印象に残った部分をいくつか挙げてみたいと思います。

どんな大きなテーマも細分化して考えれば解決の糸口が見つかる!
私の大好きな孫子の教えに、大軍は分裂させて戦えという教えがあります。何事においても、大きな問題は細かく分けて考えることが大切です。価格が高い買い物でも、分割払いなら払えます。高額の借金も、同様に分割払いなら返せます。敵が大勢の時は、一人の時を狙えばいい。そして、大きな問題は、本質的に細分化して考えれば、解決の糸口が見つかりやすくなる。これも、私が今まで時間をかけてきた兵法の哲学に則った考え方なので、非常に理解しやすかったです。

まずはビジネスにおける定石・定跡の収集を目指す!
定石というのは囲碁の基本的な打ち方のこと、定跡(じょうせき)というのは将棋の基本的な打ち方のことです。結果を出すには、「創造性を発揮するより、まずはビジネスにおける定石・定跡の収集を目指す」。読んで字のごとくです。私はこれが一番印象に残りました。というのも、三国志で有名な諸葛孔明も原則に忠実に従う人でしたし、最近読んだ『勝ち続ける意志力』を書かれた梅原さんも10の力を身に付けるにはセオリーを学ぶことの重要性を書かれていましたし、将棋の羽生さんも定跡は最低限学ばなければいけないと書かれています。何事にも基礎が大切。先人たちが苦労して築き上げた原則を無視するのは、それだけで遠回りになります。何事にも原則やセオリーはあります。創造性を発揮するには原則を超える努力が必要ですが、基礎ができていないのに創造性は発揮できません。まずは原則をしっかり学ぶ謙虚な姿勢が、何事においても大切になってきます。そのために読書をしたり、セミナーに参加したりする貪欲(どんよく)さが必要になります。私の経験から言っても、勉強することは必ず大きな恩恵をもたらしてくれます。

仕事 = 密度 × 質 × 時間
仕事はかけ算の一番の見どころは、やはりこれでしょう。仕事は時間ではありません。仕事は足し算ではありません。仕事は、密度と質と時間のかけ算です。これは私のようなテープライターにも本当によく当てはまります。テープライターの仕事は、基本的に時間は関係ありません。1時間で終わらせようが、10時間かけて終わらせようが、納品した商品でしか評価されません。だから、どれだけ無駄な時間を排除し、短時間納品をするかという問題は大きいです。仕事時間の密度を濃くして短時間納品すれば、それだけ多くの仕事を受注できます。また、仕事の質を高めれば、それだけ会社から評価されます。仕事時間の密度を濃くし、納品商品の質を向上させ、時間を切り詰めるということは、切実な問題です。そのための必要なスキルが次に書く、就寝前に予定を書くということにつながります。

寝る前に予定をすべて書き出すことで時間に対する切迫感が生まる!
このことは、『仕事が速い人のすごい習慣&仕事術』でも書かれていました。夜寝る前に予定を書き出して、次の日の朝は起きてすぐ全力勝負。これは非常に効果があります。この前受けた1日で99分起こすテープ起こしの仕事も、この方法でやりました。人はだいたい前日の就寝前に考えていたことが、翌朝目覚めると一番に問題として思い浮かぶものです。だから、寝る前はあまり苦痛になるような問題は考えず、むしろ仕事のことを考えたほうが邪念が入らず集中できます。就寝前メモの習慣は、改めて続けようと思った一瞬でした。

この本は鮒谷さんのメールマガジンのダイジェスト版ですが、これを読むと本当に鮒谷さんのメールマガジンを登録したくなります。非常に勉強熱心な方で、本もたくさん読まれています。そのため、経験を言葉にして伝えるのが非常にうまいです。昔は仕事術というものはあまり興味がなかったのですが、実際に読んでみると1冊読むごとにすぐに実行できる項目が見つかり大変参考になります。これでもっと、もっとよい仕事ができるようになれば、本に投資したお金も大いに役立ってくれるでしょう。
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました