デッドライン仕事術 ★★★★☆

仕事術
今年から勉強し始めた仕事術シリーズです。デッドライン仕事術というのは、簡単にいうとすべての仕事に締め切りを設ける仕事術ということになります。今月中にとか、早めにとかいうのをなくして、明日までとか、2日以内とかいうふうに仕事に期限を設定して、それまでに提出させることを徹底するのがデッドライン、つまり締め切りの仕事術です。この本には、もう一つの目玉があって、それは残業を一切認めないことです。仕事は必ず就業時間内に終わらせる。そして締め切りを守らせる。この二つがデッドライン仕事術の主張です。

仕事は、能力×時間×効率である
私は仕事術の本を読むまで、仕事=能力×時間だと勘違いしていました。こういう勘違いをするのは、テストの点数=勉強×時間みたいに教わってきたせいがあるかもしれません。仕事も能力×時間なのかな、なんて短絡的に思いがちです。しかし、仕事は違います。仕事は能力×時間×効率です。効率が大事なんです。

これは以前からいくつもブログで書いてきたことですが、私のやっているテープライターの仕事は、労働時間が換算されません。時間には一切お金が付かないのです。評価されたり、請求書を送れるのは、納品した商品に対してだけです。私の仕事は1時間の仕事時間で納品しても、10時間かけて仕上げて納品しても、同じ金額しか請求できません。テープライターの場合は能力を経験と置き換えることもできますが、それ以上に効率の追求が欠かせません。この本を手にとったのも、この効率の向上という問題意識からです。

仕事にはすべて明確な期限を設定せよ
工場などの流れ作業では、誰が流れを止めているのかがすぐに分かりますが、ホワイトカラーの仕事は、流れ作業であるにもかかわらず、流れがストップしているカ所を発見するのが難しいといわれます。その見えにくい停滞を可視化するのが、このデッドライン仕事術です。すべての仕事に締め切りを設けることにより、誰が納期を守っていないのかが一目瞭然になります。みんながみんな締め切りをきちっと守れば、仕事はスムーズに流れ、残業もなくなるというのが本書の主張です。

残業を一切認めない
オックスフォード辞典には「KAROSHI」が英単語として載っているそうです。KAOSHI、つまり過労死のことです。これは外国にはないことで、日本特有の現象なのだそうです。とかく現代企業は残業ばかりさせています。定時なのに、みんなが残業しているから雰囲気的に帰りにくいなんてこともザラではありません。本書を執筆された吉越さんは、それを一刀両断します。吉越さんが社長を務められた会社では、締め切りを設定するだけではなく、残業してダラダラ終わらせようという弛んだ姿勢も一切排除されたそうです。締め切りを就業時間内に設定して、残業は一切認めないということを徹底させたら、社員の仕事効率も向上し、会社全体の生産性が高まったと書かれています。

総括
つい最近読んだ脳神経外科医の築山節さんの本にも、脳のパフォーマンスを向上させるには、時間制限を設けることが大事だと書かれていました。そして同じく林成之さんの本にもプロセスを大切にしろということが書かれていました。今回読んだ『デッドライン仕事術』は、まさにこの二つを実践している職場ということになります。脳科学の知見と合致した、人間の脳を最大限に回転させて仕事をこなす仕事術です。早速明日からの仕事に取り込んでみようと思います。

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