なんで人を殺しちゃいけないの?に対する答え

脳トレ

「なんで人を殺しちゃいけないの?」
人が人を殺しちゃいけないと考えるのは、決して理性ではありません。これは本能です。

昔、NHKの『ダーウィンが来た!』を見ていて、ライオンの群れの話がありました。ライオンは子育てをするとき、群れを組みます。しかし、ある雄のライオンが子どものライオンを誤って殺してしまって、その雄 は群れを追い出されたという話がありました。

また別の番組では、サルの話がありました。ある芸人がサルの住む島で生活し、1匹のサルと仲良くなりました。 あるとき、他のサルがその芸人の持ち物を盗んでいったのですが、それを仲良くなったサルが追い掛けて、道具を取り返し、芸人に返したという話です。日光のサルなんかはよくものを盗みますが、もしそこに仲間意識があったら、彼らはきちんと返しに来るということです。

人間も、実はこのライオンやサルと全く同じなんです。群れの仲間を殺したら、群れから追い出される。群れの外側、自分たちの仲間ではないという意識があると平気でものを盗むし、殺しもする。要は、自分たちの内側か、外側かという違いなんです。

 例えば戦争では敵兵を殺すと主張する人たちが居ます。この場合の殺すというのは、自分たちの敵、つまり群れの外側の人間だから殺してよいという主張が成り立つのです。また凶悪犯罪者は死刑にするという主張も同じ理屈です。人を殺した人間は、群れの外側に追い出されます。殺人犯は、自分たちの外側の人間だから絞首刑で殺してもよいという主張なんです。 

ここで、もし仮に殺人犯の死刑囚でも仲間意識のある場合があったとしたら、どうでしょうか? 

これもNHKのニュースで見た話です。妻と義母を殺害した男性死刑囚の話です。この男性は、義母からいじめを受けており、自分の出身地について差別を受けたことで、義母と妻を殺害してしまいます。しかし、この男性は根っからの悪人ではなく、郷土に戻れば友達もたくさん居るような男でした。実際、彼の友人たちは、彼の死刑執行に反対する署名活動をしています。この死刑囚の境遇に共感できる人たちや、彼の友人にとっては、この死刑囚は殺してはいけない人間なのです。

では、誰もが群れの外側と考える人間だったら、本当に殺しても構わないのでしょうか?

これは戦争の英雄や死刑執行人が、社会でどのように扱われてきたかという歴史を調べれば、分かります。小林よしのりの戦争論でも、戦争で活躍した兵士でも、戦争が終わってからは、世間の目を考えて、敵を殺してきた話はしなかったというシーンがあります。 また死刑執行人の話では『死刑執行人サンソン』を読みましたが、フランスの死刑執行人は世間から迫害を受け、差別されていたという話です。

人が人を殺しちゃいけないのは、理屈ではありません。もともと生物が群れを組むのは、種の保存のためです。 確率の問題として、1匹でも多くの同族が生き残るためです。そこから考えても、生き残るために群れを組んでいるのに群れの中で殺し合うなんてあり得ませんね。それはサルでもライオンでも同じです。人間も動物ですから、群れの仲間を殺したら、サルやライオンの群れと同じことが起こります。

人が人を殺さないのは、決して 理性ではありません。
動物としての人間の本能が、自然界の中で、そういうルールを作っているのです。



知ってると超便利な注目記事8選

世界が認めた音読の効果のすごさ!

鬼トレ500日目で変わる世界・・・恐ろしい子!

音読を7年続けているけど、何か質問ある?

デジタルドラッグのススメ

認知機能障害からの回復という奇跡

日記は忘れるために書くって知ってた?

洋書多読と多読王国が想像以上に凄い! 失敗しない多読について

フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる ★★★★☆

登録、よろしくお願いします。
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました