司法試験を10回受けるのは病気。制度が見えていますか

仕事術
世の中の仕組みを考えるとき、オンラインゲーム思考をすると世の中が見えてきます。

それ、どういうこと? 

じゃ、簡単に説明しますね。オンラインゲームは、課金する人がめちゃくちゃ優遇されて、無課金ユーザーは冷遇されます。レベルもスペックも一切関係ありません。

「やればできる」とか、「努力が大事」とか、そういうの、一切ありません。
プレイ態度が優秀とか、プロセスを見てとか、一切ないですからね。

幾ら金を積んだか。それだけです。課金ユーザーのレベル30は、無課金ユーザーのレベル200よりも強い。非常に分かりやすい世界ですね。オンラインゲームの格差社会は、私たちに「制度設計」という考え方を教えてくれます。社会の仕組みは、何となくできているものではなく、制度設計者の思想に基づき、厳密に設計されているということです。

もう言うまでもなく、学歴フィルターなんか、いい例ですね。大学時代の努力なんて、日本社会は評価しません。大学受験が大事なんです。大学の4年間よりも、高校の3年間しか見てない。もっと言えば、あんたの高校3年間の努力なんか見てない。きちんとした教育を受けさせ、ストレートに名門大学に進学させられる育ちのよさを見ています。
 
社会に出ても、例えば大卒社員は、勤続3年で昇進試験を受けられ合格率80パーセントだけど、高卒以下の社員は勤続10年ないと昇進試験を受けられず、合格率30パーセントであるとかね。
 
最近なら、正社員試験がありますかね。非正規雇用から正社員には試験を受ければなれますよと宣言している会社でも、その合格率を考えたことありますか? 試験は誰でも、何回でも受けられますよといっても、100人試験を受けて1人しか採らないとか、大卒は10年間で10人採るけど、大卒未満は10年間で3人しか採らないとか、そういう「制度設計」をしてあるんですよ。
 
採用者は、あんたがどれだけ優秀か、あるいは無能かなんて見てない。あんたがどれだけ優秀であっても、制度が採用しない設計になっていれば、あんたは不合格。日本社会は、そういうふうにできています。

試験は機会の平等なんか保障してないですよ。合否は、受ける前から決まっている。それが真実です。

かわいそうなのは、そういう現実が分からない人。ギャンブル依存症が病気だと分かっても、試験依存症、テスト依存症が病気だと気付かない人は哀れですね。司法試験に12回、12年間も挑み続けるような人は、はっきり言って病気です。それも最後の1回で合格できたのは、実力じゃなく、合格率が変わったからという理由だったらなおさらです。これまで1000人に3人しか合格しなかった試験で、制度が変わって1000人で100人合格者を出すように変われば、誰でも受かるわという話です。

あなたは制度が見えていますか? やればできるとか、努力が大事なんて、ばかなこと考えていませんか? 

仕組みや全体像を見てから、どれだけの可能性があるのか、冷静に考えてから取り組まないと人生を無駄にしてしまいますよ?
 

学歴分断社会 (ちくま新書)
吉川徹
筑摩書房
2013-08-09


 


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