まずATOKには強力なタイピングサポートがあります。タイプミスも自動補正してくれるんですね。プロのライターは、誤字脱字も厳しく問われます。通常、出版物には校正を担当する方がいますが、それでもライター自身が書くときに気を付けないと誤字脱字だらけの書籍になってしまいます。最近、読んだプロブロガーさんの本も誤字脱字だらけだったのですが、恐らく執筆したブロガーさんがATOKを使っていないのでしょう。大勢に見られる文章っていうのは、結構、細かい所までしっかり見られています。そういうところでしっかりした仕事をするためには、パートナーになるIMEもきちんとしたものを選ばなきゃいけません。
参考 ATOK
私たちは、義務教育で正しい漢字の使い方を教わりません。ひどいときは、何でも見境なく漢字にするのがよいみたいな教育を受けることもあります。「言う」と「いう」、「所」と「ところ」、「時」と「とき」、「行く」と「いく」、「頃」と「ころ」の違いなんか教わらないでしょう。しかし、プロのライターは、こういう表記の使い分けを厳しく指導されます。その基準になるのが、『記者ハンドブック』です。これ、辞書なんですが、いちいち引きながら文章を書くのは面倒くさいので、私たちは、通常、IMEの辞書としてインストールしています。これならタイプするときにポップアップで表示してくれるので、とても便利ですね。
アウトラインプロセッサというのは、サブメニューで目次を表示してくれるエディターのことです。常にアウトラインを意識しながら、書く章や節を詰めていけるので、とても便利です。この記事も『Nami2000』というアウトラインプロセッサを使っています。ウェブで小説を発表したい方なんかは、アウトラインプロセッサを使うとよいと思いますよ。
どうでしょう。こういう開発環境の違いって、自分一人でやっていると、なかなか分かりませんよね。プロと初心者では、同じパソコンを使っていても、実は環境が全く違います。私も昔はMicrosoft IMEとメモ帳で頑張っていたので、いろいろ苦労しました。こういうプロの開発環境を知って、ちょっとでもまねすると、レベルがワンランクもツーランクも一気に上がりますよ。よろしかったら、お試しあれ。
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